CPI25周年企画ウェビナーの当日リアルタイムQ&Aで紹介した本

2023年2月7日に、CPI25周年企画ウェビナーのIA/UXデザイナー歴 約25年、“独学”と“仕事”を通じて学んだコト 「未来の自分は決められる」キャリアデザイン vol.2に登壇させて頂きました。このイベント前半のインタビュー部分は収録映像なんですけど、後半は当日のリアルタイム登壇でのQ&Aタイムでして、このQ&Aの中でわりと本をたくさん紹介したりしました。で、アンケート結果を拝見したところ、本をメモしきれなかったみたいなのがありましたので、とりあえず紹介した本を列挙するだけしておきます!

IAとかいわゆるUI/UX的なことを学ぶ際の古典的名著

古い本ですが、その辺の本(謎)を100冊読むよりよほど勉強になるやつです。

リチャードソールワーマン著にして松岡正剛訳の最強タッグ本。僕の座右の書でもあります。

いずれもアランクーパー本だけど、ユーザーインターフェイスデザインはもう入手困難すぎるし、About Face3は妙なプレミア価格になってしまっててうかつに手を出せない状況。でも読んでみたいなら、Q&A内では言及しませんでしたが、だいたい同じことが書いてある コンピュータは、むずかしすぎて使えない! をお勧めします。

ピーターモービル著。Q&A内では話の流れ上、初版をイメージしていましたが、今から買うなら第4版で良いです。

ジェフリーヴィーンの名著だし我々世代にとっては超懐かしいやつ。Amazonで今見たら1円なのね。1円なら読むしかないな。

本の読み方、情報整理の仕方など

本は買った瞬間に読んだも同然。自分の本なんだから読み方は自由で、読みたいところだけを読めばいい。その本に何が書いてあるかということだけを把握して、脳内に構築した書架(知のネットワーク)にしまえばOK。実際、最初から最後まで通しで読んだ本のほうが数は少ない。でも表紙だけなら全部読んでるし、何が書いてあるかは把握してる。

ふだんマーカーも付箋も使わないで読んでるけど、珍しくめっちゃ付箋しまくった本

新幹線で全読して気になった個所に付箋しまくってって、著者の井登さんと大阪でビール飲みながら激論した。めちゃくちゃ勉強になった。ふだんマーカーも付箋も使わないで読んでるけど、印つけてそこを発話し直して反復するみたいなのは体得スピードアップに効果あるなという実感はした。でもそれ以来も結局、本はめっちゃ綺麗に読んでる。

UXデザインについての王道を学ぶ

ワークショップの手引き的な

仕事の依頼を受ける時に依頼者の希望をぐっと引き出すための魔法のフレーズみたいなのを知りたいというような質問があって、とりあえず会って話すというかペルソナのワークショップをやるという形にしてがっつり気持ちを聞き出す時間にしては?みたいな回答をしました。その際に、ワークショップに慣れてなかったら、とりあえずデザインリサーチの教科書とIA100を手元に辞書的に持っておいて、問いのデザインや問いかけの作法でファシリテーションを学んで、最初は社内のメンバーで構成したりとかハードル下げてワークショップをやっていくといいと思うみたいな、そんなような話をしました。

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当日、73人もの方にご参加いただきまして、ありがとうございました。イベントのハッシュタグがなくて(ハッシュタグあるっちゃあるけどウェビナー専用のやつじゃなくて何ともいえない感じだったし、Twitterに書いてね的な公式のアナウンスもなかったので)参加者の方たちがTwitterで感想とか書いてくれてたかもしれないけど全然拾えなかったですw でも、アンケートに結構コメント書いてくださってて嬉しかったです。今後ともよろしくお願いいたします!