【本】世界をまどわせた地図

ナショナルジオグラフィックのサイトで、この本の販促コンテンツなのだろう。「嘘の国を売った史上最悪の詐欺師、270人が死の入植」というのを読んで、これは面白そうだぞと購入(当時予約)したのである。
で、このたび届いたもんだからさっそく読んでみたのだけど、なんというか、前述のコンテンツのやつが一番面白くて、その他は別にそうでもなかった。つまんないっていうほど悪いものではないのはわかるが、別に面白くもなんともない。前述コンテンツが一番面白い。

ということで、読み物としてはそんなにお勧めしない本です。でかいしね。地図がたくさん載ってるので地図好きには良いかもしれません。

 

世界をまどわせた地図 伝説と誤解が生んだ冒険の物語
エドワード・ブルック=ヒッチング
日経ナショナルジオグラフィック社
売り上げランキング: 156

 

【本】絵くんとことばくん

主人公が母親にお小遣いを増やしてもらうためにポスターで訴えるという本。グラフィックとコピーの面白さというだけでなく、情報の切り口や伝え方といったアプローチも試行錯誤してプレゼンテーションの精度を徐々に高めていく過程がとても面白い。
義弟の誕生日プレゼントとして贈ったけれども、その後、義弟も実際にお小遣いを増やしてもらおうとしたようで、ほほえましい。(全然相手にされずに撃沈したようではあるが)
子ども向けではあるが、ふだんコミュニケーションデザインを実務としていない、あるいはデザインの初学者向けに、考え方の入門書としてもわりと良いと思う。

絵くんとことばくん (たくさんのふしぎ傑作集)
天野 祐吉
福音館書店
売り上げランキング: 72,829