とりあえずこの2つの記事を読んで。
WCAN忘年会のビンゴ大会で景品がとても残念だった件。
僕が炎上を覚悟で「ビンゴ大会の景品批判」をブログに書いた理由。
WCAN行ってないので詳細はわかりませんが、ビンゴの景品でノベルティ大嫌いな人がノベルティを引き当てちゃってこのゴミどうしたらいいのという話のようです。
しかしノベルティにも色々あって、いいものも悪いものもあるんじゃないでしょうかね。いいものだったら嬉しいのでは? ロゴがなければなーってのはあるかもしれないですけど、ものによってはロゴがあっても問題ないでしょう。いいものはいいし、悪いものは悪いというか。
ということで、要約するとこういうことだと思います。
確かにノベルティで、シールとかもらっても困ることはよくあります。別に貼るとこないし。MacBookの表面にべたべた貼るような趣味もなくて。うーん、となると冷蔵庫か? あとクリアファイルとかね。お客さんから発注書がクリアファイルに挟まれて届いたからクリアファイルを使い回したかったんだけどお客さんの会社のロゴが印刷されてて使えないみたいなケースよくありますよね。そういう困った感です。ようするにだから何だという程度の話。
さてそのビンゴですが、どんな景品があったかというリストがここにあります。で、くだんの記事の人はCPIノベルティセットを引き当てて、まーそりゃものすごいがっかりしたんでしょうなあ。しかし何でしょう、この緑色のやつ。気になる。インナーポーチかな? マグカップは来客用に使えるな。なんでJimdoなんですかって訊かれたら、だってほら顧問ズだからって答えよう。こないだUX侍で取材もしたしね。あとはよくわからん。ちなみにこのリストの中で、僕がもらって嬉しいと思うのは、んー、まあギリギリ、Sonyのカメラかなぁ。Dellのタブレットもまあアリ。ScanSnapもアリといえばアリ。そんくらいかな。基本的にはどれも嬉しくないし迷惑なものもある。その場で処分可能なうまい棒が一番いいですね。
さて、くだんの記事では、なんか景品が残念なのは良質なコンテンツを提供しようと思ってないからだ的に話が展開されてますが、まずひとつ言っておくと、ビンゴにおいてはビンゴ大会そのものがコンテンツであり、景品はコンテンツではなくインセンティブの一種です。というかビンゴ大会もコンテンツの一部というよりはインセンティブに近いほうのコンテンツの一部で、WCAN 2014 Winterってイベント自体がコンテンツだったのではないのか。メインセッション、LT、PRと盛り沢山じゃないですかー。
それにしても、こうしたセッションを聞いてつまらなくて残念だったという記事であったり、イベントの運営がぐだぐだで残念だったという記事であったり、そうしたコンテンツそのものに対する意見などを書いて炎上したりしなかったりというのは昨今ちらほら見かける気がしますが、景品が残念だったで炎上するのは珍しい(本当に炎上してるのかは疑問だけど本人が炎上と書いてるので)。
で、こうした残念な事態を招かないためにも、ビンゴ大会の景品はどうあるべきなのか?
ご本人は景品提供者は「相手が本当に喜んでくれるものを考えて出せ」と言ってるわけですが(たぶんこの部分が脳内で、あっコンテンツの話やん!って繋がっちゃったんだろうなーと思う。本当に閲覧者が欲しがっているコンテンツを作れ的な話に。しかし喩えが悪いというか文脈が悪いというか他者を貶めたりしているのが香ばしいというか)、これはこと景品に関しては非常に難しい。CPIノベルティセットだって、CPIの担当者からしたら誇れるブランドなんだから、そりゃこれは喜んでくれるだろうって思ってるでしょ。自分とこのブランドを冠したノベルティをゴミみたいなもんだと思って配るやつなんかいないよ。それでも記事書いた人のように、ノベルティが嫌いでしょうがないし要らないものを部屋に置きたくないという人が、おそらく数はもっと多いであろうハズレ(うまい棒)をことごとくかわして引き当てちゃったんですよ、しかも全景品中たった1点しかないノベルティを! これはもう逆に運命なんだから諦めて好きになりなさい。CPIを契約しなさい。そうだ、それがいい。
ちなみに景品の良し悪しはもはやマッチングでしかなくてセレクトの問題ではない。これをWebにたとえるのも難しい。せめてワントゥーワンマーケティングの話くらい引き合いに出さないといかんのではないか。単に考え抜くだけで済んだらWeb屋は必要ない。生田さんもそんな浅い話してないと思うんだけど(聞いてないけど)。ほかにもたとえば結婚式の引き出物なんかでもまったく同じことで、めでたい祝いの席とはいえ時間を割いて来てくれた友人たちにゴミ配るやつなんかいないでしょ。みんなに喜んでもらえるものを考えて手配してるんだけども、いやもうタオル家に100枚以上あんねん、とかなるの。だからカタログギフトみたいなやつは商売としても成功したんだなと思うし。
ということで、なんにせよビンゴの景品における残念感を軽減するソリューションを提示して結びといたします。
1点、信じられないくらいに誰もが嫌悪感を抱く絶対に欲しくないものを入れておく、です(このクジは実際には入れておかなくてもいいです)。気の抜けたぬるいコーラの飲みかけとか、溝がなくなった古タイヤとかね(これでももらって嬉しいって人いたりするんだろうな。誰の飲みかけですか?と質問が出たりとか)。