アルゴが大変面白い

アルゴというカードゲームがあって、このところ、妻と上の子と僕の3人でこれに興じているが、大変面白い。

ルールは簡単だ。白と黒のカードが0~11の12枚ずつある。これらをまぜまぜしてよく切って、3人プレイの場合は、ひとり3枚ずつ配る。2人プレイでは4枚ずつだ。配られたカードは各自の前に伏せて並べるのだが、左から小さい数字順に並べる。白と黒で同じ数字の場合は黒のほうが小さいとする。残ったカードは山として真ん中に置いておく。各自並べ終わったらゲーム開始。親から順に、山から1枚ひいて自分だけ見てから、相手のカードの数字を1枚当てる(これをアタックという)。当たったら、当てられたカードは裏返す(数字が見える)。外れたら、先ほど山からひいたカードを、数字が見える状態で自分の手の中に入れる(左から小さい順に並べた手の中の正しい位置に入れる)。外れるまでアタックは続けていいし、2回目以降のアタックはしなくてもいい(これをステイという)。ステイの場合は、自分の手の中に山からひいたカードを伏せた状態で入れる。そして次の人の番、というように順にやっていく。

この基本ルールは公式に従うが、ゲームの開始と終わりは独自ルールにしてしまっている。親を決めるのにカードを引いて数字の小さいほうがみたいなことをやるのは面倒なので、そこはじゃんけんで済ませている。また、3人4人プレイの場合、手のカードが全部表になってしまった人がいても、その人は抜いて続けるというのが公式なのだが、待っている時間が増えてつまらないので、ひとりが全部当てられたらそこで終わり、最後に当てた人が勝ちということにしている。

自分の手のカードと、相手の見えている数字とその位置、白と黒の枚数、左から小さい順、こうした情報の組み合わせで、相手の伏せられたカードの数字を読み解いていくのがアルゴの楽しみだ。シンプルなパズルといったところで、複雑なところが無いのがいい。上の子は小学5年生だが、妻や僕とまったく対等にプレイできる。アタックされた時に、当たってたらイエス、外れならノーと答えるというルールも、最初こそそうしていたけど、すぐに、「ブー」とか「ぴんぽんぴんぽん」とか「ぴこーん」とか「ぺろーん」とか、その時思った言葉に置き換えられていて、アタックのやりとり部分だけでも盛り上がるところも単純で心地よい。

それと、公式ではチップ制になっていて、パッケージ的にもチップが同梱されているわけなのだが、このチップのルールが実に微妙で、アタックが良く当たってる人が勝つよねという状況がそのままチップで投影されるだけなので、ややこしいしテンポが悪くなるだけで面白さが増すポイントがない。そのため我が家ではチップは使っていない。チップは使わなくて良いが、誰かの手が全部見えてゲーム終了になった時点で、残りの伏せられたカードたちの数字の合計とかでポイントをつけるみたいなのはあっても良さそうだけれども。連番とか、ペアが残っていたらボーナスがつくみたいな。手札の何がどう残るのかを自分で制御できないがゆえの面白さがあるかもしれないし。これは、ちょっと何らか考えて試してみようかな。

下の子は小学1年生で、1年生でもできる子なら余裕でできるんだろうけど、うちの子の場合、手札の並べるところがいまいち信用できないところがあり(手札の並びが間違えていたらゲームにならないので)、一緒に見て確認してあげないといけなくて、まだちょっと単独参加は難しい状況。単独参加できるようになれば、4人プレイを是非楽しみたいと思っている。冬休みまでにはできるようになっていてくれるとベストだなあ。

 

アルゴ
アルゴ

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